タクシードライバーの志望動機を例文付きで解説!書き方・注意点まとめ

ドライバー

タクシードライバーは、未経験からでもチャレンジしやすい職種です。ただし、未経験の場合、どのような志望動機を書けばいいか迷う人も少なくありません。

この記事では、タクシードライバーの志望動機の書き方や注意点などを解説します。タクシードライバーの志望動機を例文付きで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

タクシードライバーに求められるスキル

タクシードライバーとして採用されるためには、志望動機を考える前に企業が何を求めているのかを理解することが大切です。ここでは、タクシードライバーに求められるスキルを具体的に説明します。

地理を理解する力

タクシードライバーは、職業柄地理を理解する必要があります。理由は乗客から目的地を聞いて道順をいちいち調べていると、無駄な時間が多くかかるからです。なかにはカーナビがついていない車両もあるため、地理についてはなるべく自分の頭で把握しておいたほうがいいでしょう。

状況によっては、乗客から近道を通ってほしいと依頼される可能性もあります。また、観光地であれば、おすすめの店に連れて行ってほしいと頼まれるかもしれません。入社する時点で完璧に理解していなくても構いませんが、少しずつ知識を増やしましょう。

冷静に対処する力

タクシードライバーは、イレギュラーな場面に遭遇する可能性もあります。どのような状況に陥っても、冷静に対処することが大切です。

例えば、急いでいる乗客から運転を急かされる場合もあります。また、想定ルートで交通事故が発生し、走行できなくなるケースもあるでしょう。どのような状況でも、冷静さを失わずに適切に対処できるスキルが必要です。

一定レベルの接客スキル・気遣い

タクシードライバーの主な仕事内容は、乗客を目的地まで送り届けることです。そのため、接客について特別なスキルは必要ありません。ただし、乗客に目的地を聞くなどコミュニケーションを取るタイミングもあるため、一定レベルの接客スキルや気遣いは身につけておきましょう。例えば、手を挙げてタクシーを止めようとしている乗客をすぐに見つけたり、大きな荷物を自ら荷室に積んだりするなどの気遣いが求められます。

安全運転への意識・運転技術

タクシードライバーは、安全を第一に考えて運転する必要があります。どのような事情があっても、事故を起こさず乗客を安全に目的地へ送り届けることが何よりも大切です。仮に乗客から急かされたとしても、法定速度や一時停止などのルールは必ず守りましょう。

また、急発進や急停止はできる限り避け、乗客が社内で快適に過ごせるように配慮する必要があります。ルートによっては、狭い小道やカーブが急な山道を通る場面、縦列駐車などの高度な運転テクニックが必要になる場面もあるでしょう。これらに対応するには、一定以上の運転技術も必要です。

タクシードライバーの種類と志望動機でアピールすべきポイント

タクシーの営業スタイルは、流し・付け待ち・無線配車の3種類に分かれています。それぞれで求められるスキルは異なるため、説得力のある志望動機を書くには違いを理解しておくことが重要です。ここでは、各営業スタイルの特徴と志望動機でアピールすべきポイントを紹介します。

流し

流しとは、自分が割り振られた担当エリアを巡回して乗客を探す営業スタイルです。流しの場合、空車となる時間をなるべく減らす必要があります。

流しでなるべく多くの乗客を見つけるには、担当エリアの人の流れを普段からコツコツ研究し、把握することが大切です。志望動機では、自分が普段からコツコツ努力しているエピソードを伝え、乗客が集まりやすい場所や時間についても自分なりに研究できるとアピールしましょう。

付け待ち

付け待ちとは、様々な場所にあるタクシー乗り場で乗客を待つ営業スタイルです。主に、病院・駅・観光地・空港などのタクシー乗り場で待機します。

流しと比較すると乗客を探す手間がかからないものの、場合によっては付け待ちに並ぶタクシーが長蛇の列になることもあります。効率良くたくさんの乗客を乗せるには、回転率が高いタクシー乗り場を把握したり、時間帯を見極めたりしなければなりません。よって、細かいことによく気が付き、研究を重ねられるとアピールすることが大切です。

無線配車

無線配車は、タクシー会社から連絡を受け、指定された場所に乗客を迎えに行く営業スタイルです。タクシーを直接呼ぶ乗客は、動きにくいドレスや着物などを着ていたり、重い荷物を持っていたりと、徒歩や電車で目的地へ向かうのが困難な理由があります。高齢者で体力が少ない可能性もあるでしょう。

そのため、乗り降りをサポートしたり、重い荷物を率先して運んだりといった細かい気遣いができるかどうかが重要です。志望動機では細かいことに気がつける点をアピールしてください。

タクシードライバーの志望動機の書き方

志望動機には単なる応募の理由だけでなく、自己PRになる内容も含めることが重要です。志望動機を伝えつつ、自分の適性をアピールしましょう。ここでは、タクシードライバーの志望動機に盛り込むべきポイントを説明します。

なぜタクシードライバーを選んだのか

タクシー以外にも、トラックやバスなどのドライバー職があります。志望動機では、なぜその中からタクシードライバーを選んだのかを明確に伝えることが必要です。

他のドライバー職と違い、タクシードライバーは一度に乗せる乗客の数が少ないため、一人の乗客にかける時間が多く、サービス業としての側面も備えています。また、売上を伸ばすには、たくさんの乗客を乗せる工夫が必要です。このような特徴を踏まえたうえで、自分がタクシードライバーを選んだ理由を伝えましょう。

保有資格・免許をアピールする

タクシードライバーを目指すうえで役立つ保有資格や免許があれば、志望動機と絡めてアピールしましょう。タクシードライバーとして働くには二種免許が必要であるため、取得している場合は即戦力として期待されます。また、東京都・神奈川県・大阪府の一部の地域でタクシードライバーになるためには、地理試験への合格も必要です。すでに合格しているなら、しっかりアピールしてください。

他にも接客系の経験・資格など、タクシードライバーとして役立ちそうな能力があれば、志望動機に盛り込みましょう。資格がなくても、取得に向けた意欲をアピールすることが大切です。(二種免許や地理試験の費用を負担してくれるタクシー会社が多いので、事前に取得しておかなくても問題ありません)

なぜその企業でないとダメなのか

志望動機では、複数のタクシー会社の中からなぜその企業を選んだのかについても、示す必要があります。そのためには、企業研究に力を入れましょう。

例えば、エリアに着目して特徴をつかむのもひとつの方法です。タクシーの利用頻度が高い富裕層が多いエリアを中心に営業しているタクシー会社もあるでしょう。また、専用乗り場が多いタクシー会社なら、たくさんの乗客を効率的に見つけられます。

自分自身の営業力に自信があるなら、歩合給の割合が高くて実力をしっかり評価してくれる中小企業を選ぶのもおすすめです。

活かせる経験・スキルをアピールする

タクシードライバーとしての経験がなくても、同乗者が快適に過ごせるような運転技術があれば高く評価される可能性があります。また、接客スキルや体力もタクシードライバーにとって重要です。

タクシードライバーの場合、一見あまり関係ないような経験やスキルでもアピールにつながる可能性があります。例えば、「これまでスーパーで働き、棚割を研究して売上が上がる商品の配置について研究を重ねてきた」という人は、地道にコツコツ研究を重ねる姿勢をアピールできるでしょう。「タクシードライバーとして乗客が多いエリアや時間帯を把握するうえで役に立つ」などと実際の業務と絡めてアピールできるとベストです。

自身の将来像を伝えられるとベスト

企業は応募者を採用して自社にメリットがあるかどうかをチェックしています。メリットがあると思ってもらうには、将来的に自分が企業へどのように貢献できるか示すことが必要です。

例えば、「担当エリアを熟知してトップの成績を目指したい」とアピールしてもいいでしょう。また、接客スキルに自信があるなら、そのスキルを活かして地域から信頼されるタクシードライバーになりたいとアピールできます。

【タクシードライバー未経験者向け】志望動機の例文

ここでは、タクシードライバー未経験者がすぐに使える志望動機の例文を紹介します。

例文①

前職では4年間介護施設に勤務し、身体障害を持つ人をサポートしてきました。身体障害を持つ人は日常生活においても移動に困難を抱えており、タクシーを利用する場面も多いです。その姿を見て、タクシードライバーの仕事に興味を持ちました。貴社はユニバーサルデザインのタクシーの導入を積極的に進めており、身体障害を持つ人にとって利用しやすいと感じます。介護施設で身体障害を持つ人をサポートしてきた経験を活かし、様々な事情を抱える人から信頼されるタクシードライバーになりたいと考えています。

例文②

私はホテルのフロント業務を3年間経験してきました。この接客スキルをタクシードライバーの仕事に活かし、お客様が気持ちよく利用できるサービスを提供したいと考えています。貴社はお客様への配慮に力を入れており、実際に私が利用した際も丁寧な接客に感銘を受けました。私自身もそのような接客を行い、何度も利用していただけるタクシードライバーを目指します。また、ホテルでは夜間の勤務も経験しており、タクシードライバーとしての夜勤にも問題なく対応可能です。

例文③

これまで2年間、観光バスのドライバーをしてきました。ドライバーの仕事を通して様々なお客様と触れ合うなかで、1人ひとりのお客様とより深く関わりながら仕事がしたいと思うようになりました。観光に力を入れている貴社において、様々な観光地へお客様を送迎した経験を活かしてタクシードライバーとして働きたいと考えています。地元を熟知している私だからこそ提供できる情報を伝え、お客様に楽しんでいただきたいです。

【タクシードライバー経験者向け】志望動機の例文

タクシードライバーの経験がある場合、その経験を活かしてどのように働きたいかを明確に示すことが大切です。ここでは、タクシードライバー経験者の志望動機の例文を紹介します。

例文①

5年間、◯◯県でタクシードライバーとして勤務してきました。この度、実家の事情で地元へ戻るため、転職を希望しています。前職ではお客様を第一に考え、安全に配慮してドライバーの仕事に取り組んできました。その結果、タクシードライバーの仕事を始めてから現在まで、無事故・無違反を維持しています。貴社はお客様を大切にする社風を掲げており、私自身が目指すタクシードライバーの姿と重なったため応募いたしました。

例文②

前職では、タクシードライバーとして観光客を送迎する機会が多くありました。私は英語と中国語が得意であり、語学力を活かしてタクシードライバーの仕事に取り組みたいと考えています。貴社は外国人向けのサービスに力を入れているため、私の語学力を活かして貢献できる場面が多いと思いました。単にコミュニケーションを取るだけでなく、これまで観光客と触れ合った経験を活かして相手のためになる情報を提供したいと考えています。

例文③

タクシードライバーとして自分が暮らす地域の役に立つ仕事がしたいと思い、貴社を志望いたします。これまでタクシードライバーとして働く中では、様々な事情により他の交通手段を利用できない方々をサポートしてきました。丁寧で親切な接客を心がけた結果、その姿勢を評価して何度もリピートしてくださる方も増えています。地域密着のサービスに力を入れている貴社において、これまでの経験を活かして地域のために働きたいと考えています。

志望動機を作成する際の注意点

志望動機の作り方を間違えると、反対にマイナスな印象を持たれる可能性があります。ここでは、志望動機を作成する際の注意点を説明します。

運転技術しかアピールできていない

タクシードライバーにとって運転技術は重要ですが、それだけをアピールしても高い評価は得られません。運転技術は他のドライバー職でも活かせるスキルであり、それだけではタクシードライバーを選んだ明確な理由にはならないからです。

志望動機を書く際は、ドライバー職の中からタクシードライバーを選んだ理由がわかるようにすることが大切です。他のドライバー職との違いを意識し、明確な理由を伝えましょう。

具体的なエピソードがない

志望動機を書くときは、具体的なエピソードを必ず盛り込みましょう。エピソードが含まれていないと内容が伝わりにくく、説得力も低くなってしまいます。説得力を高めるには、自分のスキルを示すだけでなく、自分自身の経験や性格などが伝わるようなエピソードを記載すべきです。エピソードを添えると、強みや人柄なども間接的に伝えられるため、他の候補者との差別化にもなります。

ネガティブな内容になっている

前職の不満や悲観的な転職理由など、志望動機がネガティブな内容になっていると、面接官の印象が悪くなる可能性があります。理由は、同じような悩みを抱えてすぐに辞めてしまうのではないかと思われる恐れがあるからです。

そのため、志望動機はなるべくポジティブな内容にしましょう。具体的には、自分の経験やスキルを活かして働けるといった内容にまとめるのが基本です。

まとめ:志望動機でやる気や熱意を伝えよう

志望動機は、企業が採用可否を判断する際にチェックする重要な項目です。タクシードライバーでなければならない理由や、そのタクシー会社に応募した理由などを詳しく伝え、熱意ややる気をアピールする必要があります。思いが伝わる志望動機を示せば、採用される可能性は高くなります。志望動機をしっかりまとめ、タクシードライバーとしての活躍を目指しましょう。

文責 働きやすい職場のミカタ編集部

 

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